先日、「0SIM」と「SMARTalk」を組み合わせて「基本料無料スマートフォン」作ってみました。
通信速度の関係で、0SIMはすぐにやめて「UQ mobile」に変えましたが、SMARTalk自体はそのまま使っているので、その感想をまとめてみようと思います。


目次
SMARTaltとは
SMARTalkとは、月額基本料無料のIP電話サービスです。
IP電話は普通の電話回線と違い、インターネット回線を利用することで、普通の電話回線よりも通話料を安くできるのが特徴です。
しかも050同士は通話料がなんです。
普通の携帯電話は、090や080から始まる番号ですが、IP電話は050から始まる番号が与えられます。
IP電話の中でも特に人気なのが、SMARTalkというスマートフォン用IP電話サービスです。
自分のスマートフォンの090などから始まる携帯電話のとは別に、新たに050から始まる電話番号を持つことができます。
アプリをインストールして、簡単な会員登録をするだけで使えますし、月額基本料金は0円で、初期費用も0円なんです。
その手軽さからとても人気があります。
SMARTalkの「メリット」
1. 通話料金が安い・050同士は無料
月額基本料金は無料ですが、通話は使った分だけ掛かります。
ですが、インターネット回線を利用しているので、普通の電話よりも安い通話料なんです。
docomoやauなどの一般的なプランの通話料は、20円/30秒くらいが多いですが、
(話し放題プランなど除く)
SMARTalkで、携帯電話にかけた場合は、国内・国際どちらも8円/30秒です。
1分かけた場合でも16円なので、一般的な通話料よりも断然安い値段になります。
また050の番号同士でかけた場合は、発信者側も通話料が掛かりません。
よく話す人にも利用してもらうと、通話料をグーンと削減できます。
2. データ通信専用の格安SIMでも、電話できるようになる
格安SIMには、データ通信専用のものと、電話番号が付与されたものに分かれています。
データ通信専用のカードは、電話番号がないのでネット通信専用で、電話はかけられません。
電話もしたい場合は、だいたい+700円ほどで電話番号をつけることができますが、格安SIMの金額で考えると少し高く感じます。
そこで、SMARTalkを利用することで、電場番号を持たないデータ専用プランの格安SIMでも、050のIP電話を付与することができ、通話もできるようになるんです。
3. 同じ電話番号を他の端末でも使える
SMARTalkのいいところは、同じ番号を他の端末でも自由に使えることです。
SMARTalkをインストールした端末で、IDとパスワードを入力してログインするだけで、自分のSMARTalkの番号が使えるんです。
どの端末からでも同じ電話番号を使うことができるので、複数のスマートフォンを持っている方には便利です。
また090などの一般的な電話番号を他の通信会社に移したいときは、MNPによる転出や手数料がいりますが、ログインするだけで使える使えるSMARTalkはその必要がまったくいりません。
4. 携帯番号を教えたくない人に便利
仕事などの付き合いで、自分の携帯番号を教えたくない人もいますよね。
そんなときには、このSMARTaltの番号を教えてしまいましょう。
プライベートと、仕事で別々の番号に分けることができます。
また迷惑電話や苦手な人に電話番号を教えてしまって困っている場合でも、電話番号を新しく作り直すことも可能です。
SMARTalkの「デメリット」
1. 通話の音質が少し悪い
携帯電話の普通の番号と違って、モバイル回線を利用した通話になるので、音質は少し下がります。
通信環境にすごく左右されるので、電波の悪い場所だったり、格安SIMの中で回線速度が遅いものでは、音質がかなり悪くなってしまいます。
Wi-Fi環境など、通信が安定していれば、そんなに悪くはありません。
2. 通信が遅い環境では、通話ができない
最初は、500MB未満まで無料で使えるという「0SIM」という格安SIMで使っていました。
ところが、この0SIMは混雑時間での通信速度が著しく低下してしまうもので、平日の昼休みなどの時間では、インターネットすらまともにできなかったのです。
SMARTalkは普通の携帯電話と違ってインターネット回線を利用して通話がするサービスなので、0SIMのような通信が遅い回線では、SMARTalkはまともに使えませんでした。
その後に速度に評判のある「UQ mobile」という格安SIMに変えたところ、昼休みの時間でもそこまで通信が遅くなることもなくなったので、SMARTalkもいつでも不自由なく使えるようになりました。
3. SMSが使えない
SMARTalkでは、ショートメールが使えません。
使っている回線でSMSが使える場合は問題ないですが、格安SIMのデータ通信専用プランの場合はSMSが使えないプランもあります。
LINEやアプリの認証時に、SMSが必要になる場合があるので、そういった場面では少々困るかもしれません。
4. 不審に思われることがある
携帯電話の電話番号といえば、一般的には090や080から始まる番号です。
050の番号を人に教えると、「050?」と不思議に思われることがよくあります。
またIP電話は通話料が節約できることから、多くのセールス会社も利用しており、迷惑電話の多くが050の番号が使われていることが多いです。
そのことから050は少しあやしいと思っている方も少なくありません。
5. 110番などの緊急電話やフリーダイヤルにかけられない
IP電話は、残念なことに110番などの緊急電話と、0120から始まるフリーダイヤルに電話がかけられません。
フリーダイヤルはまだしも、もし何かあったときに緊急電話にかけられないのは困りますよね。
しかし緊急電話じゃなくても、最寄の警察署や消防署に直接電話をかけることで連絡することが可能です。
ありがたいことに、最寄の警察署、消防署の電話番号を教えてくれるアプリもあります。
【まとめ】安定した通信環境があれば快適!
1週間使ってみて思ったのは、「安定した速度が出る回線で使えば快適」でした。
格安SIMは混雑する時間帯になると、速度が著しく低下し、ネットすらしんどいくらい遅くなってしまいます。
そんな状況ではSMARTalkで通話するのも難しくなってしまうので、安定した回線が求められます。僕の場合でも、「0SIM」で利用していたときは通信速度が遅すぎて全然ダメでしたが、通信速度の安定している「UQ mobile」に変えてからは、SMARTalkがいつでも快適に使えるようになりました。
「UQ mobile」のデータプランと「SMARTalk」の組み合わせは、980円とコスパがすごくよく、通信速度も速くて本当におすすめです。
しかもUQ mobileのデータプランは、SMSも標準で使えるので、LINEやアプリの認証も簡単です。

