この間、iPad Proのレビュー記事を書いたんですが、iPadには「Wi-Fi+Cellularモデル」と「Wi-Fiモデル」の2種類の通信モデルが選べますよね。
「Wi-Fi+Cellular」はスマートフォンと同じようにモバイル回線で外でも通信することができるモデルで、
「Wi-Fiモデル」はWi-Fi環境でしか通信しかできないので、外で通信するには、フリースポットや、Wi-Fiルーター、テザリングなどを利用しないといけません。
購入するときにどっちを買おうかすごく迷いましたが、僕は「Wi-Fiモデル」を選びました。
実際にどっちを購入したらいいのか迷う方も多いと思うので、今回僕が「Wi-Fiモデル」を選んだ理由をまとめてみようと思います。

目次
1. 外で使用することが滅多にない
まずiPadを外で使うこと自体があまりないんです。
仕事にiPadを持っていって使うことはないし、通勤は車なので通勤中も使えないです。なので平日は基本的に仕事から帰ってきた自宅でしか使用しません。
休日に喫茶店にiPadを持っていて使うことも考えたのですが、そもそもそんなに珈琲が好きじゃないので、たまにしか行きません…(笑)
また画面を周りから見られるのが苦手なので、喫茶店に行っても使うことはあまりないと思います。
外では「iPhone X」が大活躍
iPhone 6sからiPhone Xに変えてから画面が大きくなったので、電子書籍を読んだり、ブログを書いたり、ネットサーフィンといったことは、iPhoneだけでも結構できるようになりました。
iPhoneならポケットに入れて手ぶらで持ち歩けるので、iPadよりどこでも気軽に使えます。

ホテルや旅館には大体Wi-Fiがある
旅行や出張に行くときはiPadも持っていきますが、ホテルや旅館には大体Wi-Fiが完備されているので、Wi-Fiモデルでもそんなに困らないんですよね。(通信が不安定なこともあるので、あまりあてにしないほうがいいですが)
2. iPhoneを持っていれば、連携して「テザリング」が簡単に使える
スマートフォンがモバイルルーターのようになる、テザリングという便利な機能があるので、テザリング対応のスマートフォンがあればWI-Fiモデルでも外でネットに繋ぐことができます。
そんなに外でiPadを使わないという人はテザリングだけでも十分です。
とくにiPadとiPhoneの場合は、「インスタントホットスポット(Instant Hotspot)」という、iPad側から遠隔でiPhoneのテザリングを有効にでき、簡単に接続することができる機能があるので、簡単な設定だけでネットに繋げます。
難点をあげると、テザリングに利用しているiPhoneのバッテリーも消耗してしまうことです。
テザリングでの作業をしすぎて、気付いたらiPhoneのバッテリーがなくなっていたという悲劇もありえるので、長時間使用する場合は、充電器やモバイルバッテリーがあったほうがいいですね。
3. Wi-Fiモデルは「本体価格が安い」+「月々の通信料が必要ない」
「Wi-Fi+Cellularモデル」はdocomoやauと契約することになるので、スマートフォンの支払いと同じで、毎月通信費が掛かります。
逆に「Wi-Fiモデル」の場合は、モバイル回線を利用しないので、iPad単体での通信費は一切掛かりません。機種代金も15000円くらい安く購入できるのもポイントです。
他にも、「Wi-Fi+Cellularモデル」の中には、docomoやauなどのキャリアと直接契約しなくても購入できる「SIMフリーモデル」というのもあります。
大手キャリアとの契約で購入したiPadは、基本的にそのキャリアのSIMカードしか使えないようになっています。
ところが、SIMフリーモデルのiPadでは、格安SIMなどの他社のSIMカードも利用できるので、通信費を大手キャリアのものよりも安く抑えることも可能です。
まとめ
- 外で頻繁に使う→「Wi-Fi+Cellularモデル」
- 外では滅多に使わない→「Wi-Fiモデル」
仕事などで外でも使いたいという方は「セルラーモデル」を。外では滅多に使わない方は「Wi-Fiモデル」で、外で使うシーンがあったらスマートフォンのテザリングやフリースポットで繋ぐのが一番いいんじゃないでしょうか。
格安SIMの登場により、SIMフリーモデルのiPadと組み合わせることで、維持費も安くできますが、そんなに外で使わないなら月々の料金も掛からないWi-Fiモデルを選んだほうがお得です。
僕も最後まで「Wi-Fiモデル」と「SIMフリーモデル」で迷ったのですが、外で使うことはほとんどないと思ったので、Wi-Fiモデルを選び、その差額を「Smart Keyboard」の代金に充てました。
どうしても決められない場合は「SIMフリー」を
どうしても悩んで決められないという方は、とりあえず「SIMフリーモデル」を買ってしまうのも手です。
「SIMフリーモデル」は、通信回線を契約しなければ、「Wi-Fiモデル」とまったく同じ使い方ができるので、通信費が掛かりません。
とりあえず、Wi-Fi環境内のみで使用してみて、モバイル回線が必要そうだったら、後から格安SIMを契約すればいいんです。
Wi-Fiモデルより端末料金は高くなってしまいますが、後になって外で通信できるモデルにしておけばよかったと後悔するより全然いいと思います。

